遥か~新選組桜華伝~


光に目がくらんで目の前が真っ白になる。


ぎゅうっと目を瞑って…


「……っ」


深い闇に覆いつくされるまま。


強い風のようなものに押されて


もっともっと、


ずっと深くへ───・・・






「あ…れ…?」


気づけば私の体は宙に浮いていて…


「うそ…!」


落ちるっ!


「きゃあああああっ」


そのまま体は急降下していき……


ボスン…!


思い切り地面に叩きつけられた。


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