遥か~新選組桜華伝~
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「遥、食べ終わったならお皿下げなさい」
「待ってよお母さん、今足に湿布貼ってるから」
「まぁ、今日もそんなに稽古したの?」
「当たり前じゃん!!お父さん厳しいんだもんっ!」
湿布を固定してテーピングを終えると、急いでお皿を下げる。
台所からリビングにいるお父さんが見えた。
テレビを見ながら、お酒を飲んで高笑いしている。
それを見て、お母さんが小さくため息をついた。
「…ほんと、普段のあの人からは全然想像がつかないわね」
「少しは手加減してほしいよっ!看護学の試験の勉強もしなくちゃならないのに!」
「ふふっ。遥もいつか看護師さんになるのね」
「当たり前じゃん!」