忘 恋

部屋に入ると、やはり体が熱く

翔が、体温計をもってきたから
はかると、38度。
まだ、あるか‥‥
ソファに座ると、ズンと体が重くなった。

すると、
「留衣?留衣、こんなとこで
寝たら、ダメじゃない。」と。

‥‥‥‥‥‥雫?
あ·····雫だ·····
「雫、しずく‥‥俺の雫。」
と、言って抱き締めた。
「キャッ!!
留衣、留衣ったら、
翔君が、見てるから」
と、叫ぶ雫に

翔が
「パパ、甘えん坊?」
と、言うと雫は笑いながら
「うふふ、そうだね。」
と、言うから、
「雫、限定だ。」
と、言ったら
「もう、バカ。
バカ言ってないで
ベッドへ行きなさい。」
と、雫に言われて
「わかった。
わかったから、お粥作って。」
「はい。はい。わかりました。」

翔君は、そんな私達をみて、
笑っていた。
私が、ん?とみると
「雫先生と、パパ仲良しだね。」
「はぁ?そんなことないよ。」と、雫。
「仲良しだな。」と、留衣。

「また、留衣は、バカなこと言って。」
「ああ?お前、バカ言い過ぎ。」
と、立ち上がり、少しふらついたが
ベッドへ行った。

その間に、雫は、翔君とお粥を作り
留衣に食べさせ
翔君には、別のものを作って
食べさせた。

翔君は、
「美味しいね。」
と、言って食べてくれた。

「翔君、食べ終わったら
お風呂に入ってね。」
と、言って、留衣の部屋に行き
留衣に薬を、また、飲ませた。

お返しに、またまた、キスをされて
舌を絡めて、吸い上げられ
「ぅん‥‥‥ん」
「雫、俺のしずく、愛してる。」
「ん‥‥ぅん‥‥嘘っ‥」
「嘘じゃねぇ‥‥お前しか要らねぇ。」

留衣の唇は、雫の首をはい
「愛してる。愛してるんだよ、雫。」と。

すると、リビングから‥‥
「雫先生、上がったよ。」
と、翔君。
雫は、留衣の中から出て
翔君のもとへ。

部屋を出るときに
「留衣、お風呂、入るなら
温まらないとだめだよ。」
「ああ、入ってくる。」
「うん。」
と、言ってリビングへ行った。
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