【短】アイツの秘密
奏多に恋…しちゃってるのかな?


友達の好きとは、ちょっと違う気がする……好きな芸能人だったからかな?

それも違う気がする……。






本当に…恋……してるかも…………しれない…。


家に帰った私は、枕を抱き天井を見上げた。




白い天井…。

私の、心はいつの間にか白色からピンク色になってた。


それもきっといつしか、真赤に染まるだろう。







「あ゛ぁ゛―――!!もう!」

抱いていた枕を思いっきり壁に向って投げた。



「…………好きだ…馬鹿……」




最初はこんなことありえないと思ってたのに……。




あの日……


『俺の秘密知っちゃったね♪香苗ちゃん』



あの日から、自分でも惹かれてるのはうすうす気づいてた。












好きだ……。


馬鹿…

変態…

S男…

悪魔…

奏多……。
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