【短】アイツの秘密
「はっ?誰だよそれ」
「先輩に教えてなにになるんですか?」
「そいつボこる」
「じゃぁなおさら教えませんよ。それに私先輩みたいに簡単にボこったりする人大嫌いです……」
先輩が私を睨んできた。
「この俺に“大嫌い”なんて言った女初めてだよ、さすが俺が認めた女だよあんた」
「はっ?認めなくていいんですけど!!」
先輩の、私の背中あたりに絡みついた腕を離そうとしたけど、なかなか離れない………。
「………」
先輩が細くした瞳で私を見てくる。
「なんですか?」
私も細くした瞳で、先輩を見返した。
「……はぁ…もうやめっ!」
はい?
先輩が私の上から離れて、近くのソファに腰かけた。
「あっ……あの…」
「なに?」
「……なんですか?もうやめっ!って…」
意味がまったくわからない私は、首を傾げた。
「そのまんまだよ、お前もういいや!最初から俺はお前なんて興味なかったし。ただ……ただ…アイツをムカつかせたくて、お前を襲えばって思っただけ」
「奏多と…どういう関係なのよ」
「さぁ……それはアイツに聞けばいい…」
「先輩に教えてなにになるんですか?」
「そいつボこる」
「じゃぁなおさら教えませんよ。それに私先輩みたいに簡単にボこったりする人大嫌いです……」
先輩が私を睨んできた。
「この俺に“大嫌い”なんて言った女初めてだよ、さすが俺が認めた女だよあんた」
「はっ?認めなくていいんですけど!!」
先輩の、私の背中あたりに絡みついた腕を離そうとしたけど、なかなか離れない………。
「………」
先輩が細くした瞳で私を見てくる。
「なんですか?」
私も細くした瞳で、先輩を見返した。
「……はぁ…もうやめっ!」
はい?
先輩が私の上から離れて、近くのソファに腰かけた。
「あっ……あの…」
「なに?」
「……なんですか?もうやめっ!って…」
意味がまったくわからない私は、首を傾げた。
「そのまんまだよ、お前もういいや!最初から俺はお前なんて興味なかったし。ただ……ただ…アイツをムカつかせたくて、お前を襲えばって思っただけ」
「奏多と…どういう関係なのよ」
「さぁ……それはアイツに聞けばいい…」