【短】アイツの秘密
* * *
放課後、私は奏茄と2人で秘密基地に来た。
私と奏茄は、幼稚園の時から一緒で、小学生の時たまたまいつもと違う道で帰った時、綺麗な湖があるところを見つけた。そこが、あの時から私と奏茄の秘密基地になった。
「久しぶりに来たね」
奏茄が大きく深呼吸しながら、下の芝生に寝転んだ。
「そうだね…」
本当にここに来るのは久しぶり。
今思えば、高校に行くようになってから1回も来ていないような気がする。
「あっ香苗!!あれ見て」
奏茄が、湖の向こう側を指差した。
「わぁ~」
そこには、まるで湖の中に消えていくような太陽の姿があった。
「写メ撮ろっ!」
「うっうん!!」
私は、鞄の中を探った。
「あれ!?」
携帯がない!!
ガサガサと、鞄の中身を全部出してみたけどない!!
「うそぉ~~」
「学校にでも忘れてきたんじゃないの?」
奏茄が携帯を素早く打ちながら言ってきた。
「そっそうかも……」
「一緒に行こうか?」
「ううん!1人で行く」
「そう?じゃぁ気を付けてね」
手を振り振りしながら自転車に乗って奏茄は、家に帰ってしまった。
早く行かなきゃ!
私は急いで中身を鞄に詰めて、自転車を走らせた。
放課後、私は奏茄と2人で秘密基地に来た。
私と奏茄は、幼稚園の時から一緒で、小学生の時たまたまいつもと違う道で帰った時、綺麗な湖があるところを見つけた。そこが、あの時から私と奏茄の秘密基地になった。
「久しぶりに来たね」
奏茄が大きく深呼吸しながら、下の芝生に寝転んだ。
「そうだね…」
本当にここに来るのは久しぶり。
今思えば、高校に行くようになってから1回も来ていないような気がする。
「あっ香苗!!あれ見て」
奏茄が、湖の向こう側を指差した。
「わぁ~」
そこには、まるで湖の中に消えていくような太陽の姿があった。
「写メ撮ろっ!」
「うっうん!!」
私は、鞄の中を探った。
「あれ!?」
携帯がない!!
ガサガサと、鞄の中身を全部出してみたけどない!!
「うそぉ~~」
「学校にでも忘れてきたんじゃないの?」
奏茄が携帯を素早く打ちながら言ってきた。
「そっそうかも……」
「一緒に行こうか?」
「ううん!1人で行く」
「そう?じゃぁ気を付けてね」
手を振り振りしながら自転車に乗って奏茄は、家に帰ってしまった。
早く行かなきゃ!
私は急いで中身を鞄に詰めて、自転車を走らせた。