【短】アイツの秘密
急いで着いた学校は『うわ……』もう真っ暗だった。
でもなぜか、私のクラスだけは明かりがついていた。
ガラッ
私はドアを開けた。
「え………」
「あ………」
なっなんでメガ男がいるの!?(高坂=メガ(ネ)男)
「どうしたの?」
「あっいや……あの…携帯を忘れまして…」
「あぁ…あれのこと?」
メガ男は、私の机の上にある携帯を指差した。
「それ!!」
「馬鹿………」
「へっ!?」
「机の上に普通忘れるか?お前馬鹿だな」
な゛っ!!
私はズカズカメガ男に近づいて
パアァアアァァン
と大きな音が教室に響くくらい、おもいっきしメガ男の頬を叩いた。
その瞬間メガ男の眼鏡が床に落ちた。
「馬鹿っていぅ………え?…そうた!?」
眼鏡をとったメガ男は芸能人のそうたにすごい似てた。
ていうか……『本物?』
「あ~ぁ、俺の秘密知っちゃったね♪香苗ちゃん」
高坂くん(もうメガ男と呼べない)は、ハートが付いちゃうんじゃないかってくらい甘い声で、私に向かって微笑んできた。