【短】アイツの秘密
「あ゛―――なんか暴力女に叩かれました」


ぼっ暴力女!?

わたし暴力じゃない!!

あんたが私をムカつかせるからイケないんでしょうが!!!!



何!?

机の上に携帯忘れたの、そんなに馬鹿!?

変!?

それだけで『馬鹿』なの!?



「はぁ~うざい!」

なんなのよ!アイツ!!!


「どうしたの?溜息なんてついちゃって。……それにうざいって…。」



ご飯を食べ終えた奏茄が私の顔を覗きこんできた。

「べっ別に……」

「そう?」

「うっうん」

私かなり動揺してるし……。



「それよりさぁ――あのそうたくんを叩くなんて、その暴力女最悪だよね!!!!信じられない!」

奏茄が頬を膨らませた。



気がつけば周りの女子達もみんな頬を膨らませていた。


わっ私の敵がこんなにいっぱいいる…。






これからどうなっちゃうの私!!

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