ぎゅってしてもいいですか。
それを見て、エンジェルちゃんは不思議そうな顔をした。
「あのね……、ゆう。今まで言ってたその子……実は詩星なの」
覚悟を決めたようにエンジェルちゃんの方へ身体を向け、一言ずつ言葉を発する。
その子……って、さっきエンジェルちゃんが言った『その子に言っといてあげな♡』の子……?
それが私なの………???
「えっ!!!!そーなんだぁー!!!!♡頑張ってねっ♡」
え?え??
いや、頑張ってねって言われても……。
「あーややこしくなってきた……だからね……」
南緒は静かに口を開くと、ゆっくり話していく。