ぎゅってしてもいいですか。





しばらく延々と語り続けると、南緒は「わかった?」と問いかけて。




んーっと、つまりは……。





南緒は、友達がたくさんいて情報網もそれなりにあるエンジェルちゃんに、

私のために、永澤くんのことをよく知ろうと、色々調べてもらおうとした。



そこで、私の名前を伏せ、

『永澤のことを好きな子がいるんだ。その子のこと応援したいから、なんかあったら教えくれない?』

と説明し、頼んだ。



そして永澤くんとあんず先輩が別れたのを知ったエンジェルちゃんは、南緒のところへ来た。





「……って、ゆーことだよね?」


ある程度整理して聞くと、南緒はうんうんと首を上下にふる。



……なるほどね。



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