ぎゅってしてもいいですか。





いい場所を見つけると、そそくさと着替え、

上からあまり目立たないようにジャージを羽織った。



んー、このメイド服、前より着やすくなってる。



さすがあんず先輩だなぁ、とため息を漏らして。




よし、着替え終わったことだし、また体育館に戻るか。



そう思ってくるっと後ろを向く。




そこには。




「……っ、いた……!」




息を切らせた永澤くんがいた。





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