ぎゅってしてもいいですか。
「────続いてはぁ……ごっ主人様ぁ♪私がご奉仕して差し上げますっ♡そんな可愛いメイドさん!
これは……私が考えましたぁ!モデルは、後輩のつきたんッ!☆」
……え、ちょ、先輩。
ちゃんと紹介してくださいっ。
「さっそく出てきてもらいましょー、どーぞっ!♪」
それから間もなく、私は思い切って舞台袖から出ていった。
み、みんなの視線が痛い。
でも頑張るんだ。頑張るって決めたんだ。
ここは精一杯の笑顔で。