ぎゅってしてもいいですか。
>>41 ダブルデート〜6〜
大きな遊園地のシンボルの観覧車から降りた私たちは、
そのままアイスクリーム屋さんへ。
ケータイのディスプレイを見ると、午後2時36分。
もうそんな時間になるんだなぁとか思いつつ、永澤くんと手を繋いで行った。
……カレカノっぽいこと、してるんだ。
そう思うと、心臓がドキンドキンと速くなる。
手からは永澤くんの温度、やわらかさが伝わってきて。
好きだなぁって、そう感じた。
この想いぜんぶ、手からキミに届けばいいのに────。