ぎゅってしてもいいですか。






「へーぇ……そーなんだぁ……」



色っぽく低い声で、私の心臓を速くする。




「……っ、てゆか……、なんでそのこと知ってるの……っ。

永澤くん、先生に当てられるまで、ずっと寝てたんじゃ……っ」



あまりの恥ずかしさに、一気にまくし立てた。



「残念。起きてた。んでもって見てた。……月乃のこと」



……なッ!



どんどん心臓の音は加速していく。








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