ぎゅってしてもいいですか。






はぁー。ユウウツ。




けど、やめるわけにはいかない。



約束したんだし。





「よしっ!」




一言気合を入れると、鏡の前に立つ。




ボサボサの髪。乱れたパジャマ。





……うん。これでいこう。



頭の中で練った作戦を、うんうんと頷いて再確認。



名付けて、『ダサダサ女子作戦!』だ。








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