ぎゅってしてもいいですか。
>>52 保健室
《詩星side》
「ん〜……熱はないみたいですし……風邪では無いですね」
内心ドキドキしながら、ベッドに横たわる永澤くんのおでこに触れた。
保健室独特の匂いの中に、永澤くんのマスカットの香り。
窓から光が差し込んで、保健室を照らし出す。
「ふぅん……なんでだろーね」
なんだか意味深に考え込む遥輝先輩。
保健室の中には、私と、永澤くんと、遥輝先輩がいる。
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