ぎゅってしてもいいですか。
「なんでそーゆー可愛い反応するかなぁ。……今は頑張って我慢してるけど、
いつ爆発するか分かんないよ?まじで」
サラサラの前髪をかき上げて、はぁ……とため息をつく永澤くん。
「か、可愛くないもん……」
「俺にとっては可愛いの」
ひねくれる私に、そんな言葉をかけてくる。
……そんなの、嬉しすぎるに決まってんじゃん。
「だって……さっきキスしたばっかなのに……もー足りねーもん」
「うぇっ?!」
やば、思わず変な声が。
あれで足りないって……。
ホントにそうだったら、私の体力持ちません……。
けど、私も永澤くんとだったらしてもいいかな、なんて……。