Trick or Loveー好きって言わなきゃイタズラするぞ




「なんだそれ。ハロウィンのつもりか?」




呆れるような侑斗。




「だって…好きって言って欲しいんだもん…」




私がそう言うと侑斗はため息をついた。




「何でそんなことわざわざ言わなきゃ駄目なわけ?」




「だって…不安だもん。侑斗が私のこと好きでいてくれてるか……」




俯きながらそう言うと侑斗は私の顔を持ち上げた。




「…イタズラってなにするわけ?」




へ?イタズラ?


そんなことを聞かれるとは思わなくて、戸惑ってしまう。





< 9 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop