イタい女子中学生、実話をしようじゃないか
男子の記憶に残らない系女子脱出計画
いいですか、

好きな子がいるのなら、

恥ずかしがってねーで是非おしゃべりしてください。

かつての私は好きな男子とは、意識しすぎて話せませんでした。

話せない自分を棚に上げ、

その男子と普通に話していらっしゃりやがる女子を妬んだうえ、

「私は他の女子とは違って控えめで可愛い」とか

ちょっと他とは違う自分を演出していたスットコドッコイです。

いいですか、

恐ろしい事実を告げますが、

話したことの無い女子なんか

「気になる女子」に昇格することはまず無いでしょう。

日頃おしゃべりしていれば、

あなたの笑い方、あなたのやらかした珍事件、

その男子の記憶に映像として、動画として、鮮やかに残る事でしょう。

しかし

話したことがない。

からんだこともない。

その男子があなたをどう記憶してると思います?

鮮やかな映像も動画も残りません。

クラスの名簿の、

インクのかすれたあなたの「文字」でしかない名前。

そんな悲しいことにならないよう、

どんどんおしゃべりしてほしいと、かつて中学生だったお姉さんは後悔しながら全力で叫びます。













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