【短編】ご主人様は生徒会長
何が食べれるんだろう。もしかして…超高級料理だったりして!

生徒会長が、テーブルの近くの引出しを開けて、私に持ってくる。
それは出前のチラシだった。


「すきなもん頼んだらええわ」


そう言って、万札を渡される。
…か、金持ち!

チラシを見てみると、ピザやお寿司、お弁当…と、普通のチラシだった。
お金持ち専用の出前とかって無いのかな。と考えてみる。


「あ、生徒会長は何食べますか?」


「俺はあるから大丈夫や」


あ、そうなんだ…。


「あと、生徒会長じゃなくて、ご主人様。 もしくは大地様って呼べ。 分かったな」


「分かりました、ご主人様」


「よろしい」


そう言って、生徒会室に戻った。

私も生徒会室に戻って、出前をとる。
生徒会長…ご主人様は赤いドアの奥にいるみたい。

私は出前をとって、届くのを待った。

頼んだのはお寿司。
5~6人前あるのをペロっと食べてしまった。

お金は全部、ご主人様が払ってくれたけど、いいのかな?
お釣りを渡そうと赤いドアをノックする。

…返事がない。

何回かノックするけどやっぱり返事はなし。
ドアを開けると、カギはかかっていなかったので普通に開いた。
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