恋物語…その後の二人
「神田の叫び声がしたから急いで来たら…これはどういう事だ、宮崎」
「どういう事って見れば分かる事だろ?俺が神田さんにキスをしようとしただけ」
宮崎は悪びれる事もなく言い放った。
「お前っ!神田を泣かしやがって!!」
「許さねぇ」と言って神田は宮崎の胸ぐらを掴み殴りかかろうとしていた。
「だ、だめ!!!!神崎だめ…」
私は後から神崎に抱きついた…
「離れろ神田」
「…嫌」
「ちっ、宮崎お前はもうどっか行けよ」
神崎は宮崎から手を離した。
「言われなくても行くから、じゃあね神田さん」
ピシャッと音と共に扉がしまった。
さっきまでの騒がしかったのが嘘のように今はシーンとしている。
「神田離れろって」
「嫌」
「…なんでだよ、宮崎はもう居なくなっただろ」