恋物語…その後の二人


「え?まだ少し明るいよ?」



「すぐ暗くなると思うし、送っていくよ」



「ん。分かった」


神崎はどこまで優しいんだろう…














校門を出てから神崎は全く喋らない。


お互い沈黙の重い雰囲気…



「か、神崎!」



「なんだ?」




「龍を見に来ない?」


重い雰囲気を壊すのは龍の話題だと思い私はそう言ったけど…


「いや、神田の親にも迷惑かかるし今日はいいや」



「あ、そっか…」



「ごめんな」



「ううん、大丈夫だよ」



だってそれが神崎の優しさでしょ?


私はそんな貴方だから好きになったんだよ

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