【完】花姫~君に恋をする~
「あそこは荒れてたわけじゃねぇ…。荒れてたのは総長だけだ…。幹部のやつらと俺はたえてたんだよ…。」









他の族の奴等は、氷竜は荒れてるっていってるけど、総長以外は皆いいやつだよ。









「それで、たえられなくて皆はやめていき、つぶれたって訳だな。」







よく知ってるじゃねぇか。その通りだよ。








「その通りだよ。花姫、お前も言っちゃいな…。」






花姫=美帆だ。美帆が花姫になったのはある族を潰したからである。







『あぁ。じゃあ、話す。私が中2の時に氷竜と同盟を組んだ炎嘩を潰した。氷鬼には悪かったけどな。って、その時は海斗がいたなんて知らなかったんだよ。知ったのは今だ。』










やっと、もとの話し方に戻ったな。美帆は皆になれるために言葉遣いを変えていたんだ。






「俺も知らなかったよ。でも、俺と美帆は中3の時に一回戦ってるんだ。」










本当だからな。あれは、中3になりたての時、
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