好きの代わりにサヨナラを《完》
ゼロポジション
あたしはマネージャーに連れられて、リハーサル会場に向かった。
マネージャーはあたしのことを心配してくれているのか、会場に入るまでずっとあたしの隣を歩いていた。
マネージャーが会場の扉を開ける。
メンバーと会うのは、音楽特番の生放送で号泣して以来だ。
あたしは小さな声で「おはようございます」と挨拶しながら中に入った。
「ほのか、もう大丈夫?」
あたしに気づいたリーダーの涼夏が、入り口まで迎えに来てくれた。
涼夏はいつでもメンバーのことをよく見ていて、あたしがステージで泣き崩れた時もあたしの肩を支えて控え室まで連れていってくれた。
マネージャーはあたしのことを心配してくれているのか、会場に入るまでずっとあたしの隣を歩いていた。
マネージャーが会場の扉を開ける。
メンバーと会うのは、音楽特番の生放送で号泣して以来だ。
あたしは小さな声で「おはようございます」と挨拶しながら中に入った。
「ほのか、もう大丈夫?」
あたしに気づいたリーダーの涼夏が、入り口まで迎えに来てくれた。
涼夏はいつでもメンバーのことをよく見ていて、あたしがステージで泣き崩れた時もあたしの肩を支えて控え室まで連れていってくれた。