好きの代わりにサヨナラを《完》
リハーサル会場の床には、等間隔に白いテープが貼ってある。
客席からは見えないけれど、実際のステージでも自分の立ち位置が確認できるように同じようにバミってある。
ステージの中央が0番、その両隣が1番、さらに隣が2番というふうに、ステージの端に行くにつれて数字がどんどん増えて行く。
あたしはステージの大きさを確認するため、床に等間隔にふられた数字を見ながら歩いていた。
あたしは、正直不安だった。
しばらく休んでいる間に、毎日練習してきたメンバーとは差がついてしまっている。
自分の気持ちもまだ整理できていない。
アイドルとして自信が持てなくなったあたしは、お客さんの前に出たらまた何もできなくなって立ち尽くしてしまうかもしれない。
あたしは、ステージに出るのが怖かった。
こんな大きな会場で、あたしはちゃんとセンターに立つことができるのだろうか。
ステージの端から中央に向かって歩いていく。
あたしは真ん中に貼られた0番の前で足を止めた。
客席からは見えないけれど、実際のステージでも自分の立ち位置が確認できるように同じようにバミってある。
ステージの中央が0番、その両隣が1番、さらに隣が2番というふうに、ステージの端に行くにつれて数字がどんどん増えて行く。
あたしはステージの大きさを確認するため、床に等間隔にふられた数字を見ながら歩いていた。
あたしは、正直不安だった。
しばらく休んでいる間に、毎日練習してきたメンバーとは差がついてしまっている。
自分の気持ちもまだ整理できていない。
アイドルとして自信が持てなくなったあたしは、お客さんの前に出たらまた何もできなくなって立ち尽くしてしまうかもしれない。
あたしは、ステージに出るのが怖かった。
こんな大きな会場で、あたしはちゃんとセンターに立つことができるのだろうか。
ステージの端から中央に向かって歩いていく。
あたしは真ん中に貼られた0番の前で足を止めた。