好きの代わりにサヨナラを《完》
20名近くいるメンバー全員が横一列に並ぶ。
目の前に置かれているのは、細長いテーブルだけ。
仕切りも何もない。
このオープンスペースで、来てくれたファンの人がメンバー全員と握手するスタイルだ。
まだデビューして初めての握手会。
何人のお客さんが来てくれるかなんてわからない。
あたしはすごく緊張しながら、メンバーの行列の先頭に立っていた。
立ち位置はスタッフさんが決めたから、なんで自分がこの場所なのかわからない。
歌ってる時はセンターで、握手会の時は一番前。
この場所だと、一番初めにお客さんと握手する形になる。
今日来てくれる人はいるんだろうか。
もしかしたら、誰も来ないかもしれない。
開始時刻が近づくにつれて、あたしの緊張もどんどん高まっていく。
いよいよ開始時刻、会場の扉が勢いよく開かれた。
目の前に置かれているのは、細長いテーブルだけ。
仕切りも何もない。
このオープンスペースで、来てくれたファンの人がメンバー全員と握手するスタイルだ。
まだデビューして初めての握手会。
何人のお客さんが来てくれるかなんてわからない。
あたしはすごく緊張しながら、メンバーの行列の先頭に立っていた。
立ち位置はスタッフさんが決めたから、なんで自分がこの場所なのかわからない。
歌ってる時はセンターで、握手会の時は一番前。
この場所だと、一番初めにお客さんと握手する形になる。
今日来てくれる人はいるんだろうか。
もしかしたら、誰も来ないかもしれない。
開始時刻が近づくにつれて、あたしの緊張もどんどん高まっていく。
いよいよ開始時刻、会場の扉が勢いよく開かれた。