好きの代わりにサヨナラを《完》
「まぁ、センターの子がみんな通る道じゃん」
そう言うと、莉緒はまたパクパクアイスを食べ始める。
あたしはまた一口アイスを口に運ぶと、カップをテーブルの上に置いた。
「莉緒が同じクラスでよかったよ。クラスの女子に嫌われてる気がするし、あたしの隣の席は恭平だし」
「恭平となんかあったの?」
莉緒がアイスを運んでいた手を止める。
「別に……何もないよ」
恭平とキスしたのは映画の中のことだ。
プライベートでは特に何もない。
あたしは小さく首を振った。
「恭平、昔はあんなじゃなかったんだよ……」
恭平と莉緒も、あたしと同じ事務所だった。
莉緒は昔の恭平を知ってるんだろうか。
莉緒は少し悲しげな顔で目を伏せた。
そう言うと、莉緒はまたパクパクアイスを食べ始める。
あたしはまた一口アイスを口に運ぶと、カップをテーブルの上に置いた。
「莉緒が同じクラスでよかったよ。クラスの女子に嫌われてる気がするし、あたしの隣の席は恭平だし」
「恭平となんかあったの?」
莉緒がアイスを運んでいた手を止める。
「別に……何もないよ」
恭平とキスしたのは映画の中のことだ。
プライベートでは特に何もない。
あたしは小さく首を振った。
「恭平、昔はあんなじゃなかったんだよ……」
恭平と莉緒も、あたしと同じ事務所だった。
莉緒は昔の恭平を知ってるんだろうか。
莉緒は少し悲しげな顔で目を伏せた。