カラコン
教室に戻ってリクを探す
昨日の出来事も緊張も
そんなこと考える暇もないくらい
アタシの感情が止まらなかった
「リク!」
「え?」
「ちょっと来て‼」
「は?チャイムなるぞ?」
「じゃあここで聞いて‼アタシは今話すことが大事なの!」
クラス内で
誰よりも大きい声
クラスメイト一同が
ポカーンと私を
見ているのがわかる
笑われたっていい
馬鹿にされたっていい
今言わなきゃ
後悔しかない
アタシは今まで
本音の半分も言ってない
元カノのこと
不安だったこと
我慢してたこと
好きなのに
辛かったこと
いつだって
別れを覚悟してたこと
全部引っくるめて
この言葉を伝えます