ソラは今日も喧嘩中
どうしろって言うのよ...

両方に断りを入れれないまま、とうとう日曜日。

ま、大空の方は勝手に言ってっただけだし、私OKしてないもん。

そう思って、壮一との集合場所へと向かった。

お気に入りのワンピースに、新しいパンプス。

いつもよりも少し女の子らしい格好で、集合時間の五分前に到着すると、そこにはもう壮一の姿があった。

「ごめん、待った?」

「いや、今来たとこ。行こっか。」

そう言う壮一は、青シャツがよく似合っていた。

もともとかっこいいのは知っていたけれど、こうやって私服姿を見ると、改めて壮一の格好良さを再確認させられる。

「...似合ってる。」

唐突にそう言った壮一は、少し頬が赤くなっていた。

「壮一もかっこいいね。さすが。」

そう言うと、ぷいっと顔を逸らして、

「ありがと。」

と、小さく遠慮がちに呟いた。
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