ソラは今日も喧嘩中
咲子と咲子のパパは、私が来るなり部屋を出ていった。

その瞬間に、大空のところへ真っ直ぐ向かい、ベッドに座る大空のところに思いっきり抱きついた。

「こにちゃん?」

不思議そうな大空。

「ばか、ばか大空!

何してんのよ...

心配したじゃんか...

死んだらぶっ殺すんだから。」

そう言って、また涙がボロボロと止まらない。

「死んだらぶっ殺すってわけわかんないし。」

そう言うと、大空は優しく私の頭を撫でた。
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