ソラは今日も喧嘩中
「好き。」


そういったのは、私だった。

「大空が好き。

こうなるまで、私気がつかなかった。ごめんね。

本当は今日も壮一といたの。

でもね、ずっと大空のこと気になってて、咲子から連絡来て、それで...

こんなんでごめん。

でも、やっぱり大空がいい。」

そう言うと、

「謝らないで。

俺のためにこんなに走って来てくれたんだろ?

俺もこにちゃん大好きだから。

だから、付き合って下さい。」

真っ直ぐな瞳だった。

まるで吸い込まれてしまいそうなくらい。

その瞳に吸い込まれるように、

もう一度大空に抱きついた。

「はい。」

そう言うと、大空が私の背中に手を回して、ぎゅっと抱きしめた。

「痛いよ...」

「今日、他の男といたからお仕置き。」

あ、やっぱりそこは気にするんだね。

そう思って、ふっと少し笑った。
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