ソラは今日も喧嘩中
その日の夜も、大空から連絡が来た。

いつも通り、好きだよ、と甘い言葉。

それなのに、全然心は動かなくて、悲しい気持ちが増すばかりだった。

なんで私には相談してくれないの?

大空が壊れてしまうんじゃないかと思って、見ないふりをしていた。

でも、もう大空は限界だったのだ。

なんでそうなってまで私には隠して優しくするの?

全然嬉しくないよ。

もっと頼ってよ。

私じゃ力不足?

いっぱいいっぱい言いたいことはあるのに、返す言葉はいつも通りで弱虫な自分を恨んだ。
< 123 / 152 >

この作品をシェア

pagetop