ソラは今日も喧嘩中
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「大空」

その声の主は確かにこにちゃんだった。

振り向くと、強い、何かを決断したような真っ直ぐな目がこちらを見つめていた。

振られる、かな?

辛くて、悲しくて、苦しくて、考えただけでもぶっ倒れてしまいそうなほどだ。

でも、俺も決めた。

ひとつは、アメリカで指導者としての勉強をすること。

ふたつめは、



こにちゃんと、別れること。




いっそ別れるなら、こにちゃんに振ってもらった方が良いと思った。

そうしてたどり着いた公園のベンチで、前よりも少し間隔をあけて二人並んで座った。
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