ソラは今日も喧嘩中
「あーもう!長い!!」
「結構がっつり登山だねぇ。」
「そうだね!!」
桜はもう飽きたようで、ダラダラと後ろにくっついて歩いている。
私はといえば、張り切って登っている。
いやぁ、いいね、登山。
「よぉーしっ!」
そう言って勢いよく踏み出した一歩だった。
「きゃあ!?」
ガラリと足元が崩れ、尻餅をついてしまった。
「もー、張り切りすぎ!」
そう言いながらも手を差し出してくれる桜は優しい。
「えへへ、ありがとう。」
桜の手を借りて立ち上がろうとすると、
ズキン。
足首に痛みを感じた。
でも、班のみんなに迷惑をかけるわけにはいかない。
「こにちゃん、大丈夫?」
咲子の心配そうな声に、わざとらしく明るく大丈夫と答えた。
ズキンズキンズキンズキンズキン...
冷や汗が出る。
「おい、大丈夫じゃねぇだろ。」
そう声をかけてくれたのは、先頭にいたはずの大空だった。
痛みに耐えることに必死すぎて、大空がここまで来たことも気づかなかったようだ。
「だーいじょうぶ!さ、いこ!」
「無理すんな。...ごめん、お前ら先行ってて。」
そういって、大空は自分のリュックを伊藤くんに預けた。
すると咲子が、私のリュックをひょいっと取って
「無理しないで来てね。先行って先生に伝えておく。」
そう言って四人は行ってしまった。
「結構がっつり登山だねぇ。」
「そうだね!!」
桜はもう飽きたようで、ダラダラと後ろにくっついて歩いている。
私はといえば、張り切って登っている。
いやぁ、いいね、登山。
「よぉーしっ!」
そう言って勢いよく踏み出した一歩だった。
「きゃあ!?」
ガラリと足元が崩れ、尻餅をついてしまった。
「もー、張り切りすぎ!」
そう言いながらも手を差し出してくれる桜は優しい。
「えへへ、ありがとう。」
桜の手を借りて立ち上がろうとすると、
ズキン。
足首に痛みを感じた。
でも、班のみんなに迷惑をかけるわけにはいかない。
「こにちゃん、大丈夫?」
咲子の心配そうな声に、わざとらしく明るく大丈夫と答えた。
ズキンズキンズキンズキンズキン...
冷や汗が出る。
「おい、大丈夫じゃねぇだろ。」
そう声をかけてくれたのは、先頭にいたはずの大空だった。
痛みに耐えることに必死すぎて、大空がここまで来たことも気づかなかったようだ。
「だーいじょうぶ!さ、いこ!」
「無理すんな。...ごめん、お前ら先行ってて。」
そういって、大空は自分のリュックを伊藤くんに預けた。
すると咲子が、私のリュックをひょいっと取って
「無理しないで来てね。先行って先生に伝えておく。」
そう言って四人は行ってしまった。