ソラは今日も喧嘩中
「大空、こんなところでなにしてるのよ。」

「うわぁ!?」

肩を叩いたのは桜だった。

「いや、ちょっとな...。」

「ふぅーん?で、前の怪しい奴らは何をしているの?」

こにちゃんと電球のことだろう。

「仲良くラブラブ帰宅じゃねぇの?」

「帰宅ってあんた...二人とも家の方向こっちじゃないでしょ。あんたもね。」

それもそうだ。

「まさか、こにちゃんが気になってついてきたんじゃ....。」

「んなわけねぇだろ!!!」

つい、声を荒げてしまった。

前の二人がびくりとして、ゆっくりと後ろを振り向く。

すると慌てふためいて、

「あの、これは尾行とかでは決してなくてっ!!」

聞いてもいないことをポロリと口にするこにちゃん。

「なに、咲子の尾行?やーね、三人とも。」

「「ごめんなさい...。」」

電球とこにちゃんが仲良くぺこり。

「そういえば、どうして大空ここにいるの?」

うっ。

「これはその、あれだ、街探検!」

「こにちゃんと電球が付き合ってんじゃないかって尾行してたのよ。」

と、桜がばっさり。

「おいっ!」

どうつくろうことも出来ない、項垂れてしまった。
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