ソラは今日も喧嘩中
「ごめんなさい!」
教室から松岡くんを呼び出し、そう言うと、
「あはは、だよね、うん。ごめんね。」
少し寂しそうな顔。
ずきん。
「あ、でもね、もし良かったら、もっと仲良くなれたらなって。
...私、実は松岡くんの下の名前すら知らなかったんだよね。」
えへへ、と、今更ながらの発言に、松岡くんは幻滅しただろうか。
「あ、俺の名前は壮一。松岡壮一(マツオカソウイチ)だよ。
空ちゃんがいいなら、これからもよろしくね。
連絡先、聞いてもいいかな?」
紳士的な松岡くんの言葉は、気遣いも完璧で、いつもおどけて私をイラつかせるどこかの誰かさんとは大違いだった。
「うん!是非!
えっと、じゃあ放課後、玄関で待ってるね。」
うちの学校は、校内でのスマホ・携帯の使用は禁止なので、校門を出たところで使うしかない。
放課後の約束をして、松岡くんと別れた。
教室から松岡くんを呼び出し、そう言うと、
「あはは、だよね、うん。ごめんね。」
少し寂しそうな顔。
ずきん。
「あ、でもね、もし良かったら、もっと仲良くなれたらなって。
...私、実は松岡くんの下の名前すら知らなかったんだよね。」
えへへ、と、今更ながらの発言に、松岡くんは幻滅しただろうか。
「あ、俺の名前は壮一。松岡壮一(マツオカソウイチ)だよ。
空ちゃんがいいなら、これからもよろしくね。
連絡先、聞いてもいいかな?」
紳士的な松岡くんの言葉は、気遣いも完璧で、いつもおどけて私をイラつかせるどこかの誰かさんとは大違いだった。
「うん!是非!
えっと、じゃあ放課後、玄関で待ってるね。」
うちの学校は、校内でのスマホ・携帯の使用は禁止なので、校門を出たところで使うしかない。
放課後の約束をして、松岡くんと別れた。