ソラは今日も喧嘩中
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教室の適当なところに集まって弁当を広げる習慣のあるお昼。

席替えをする度にグループの位置が若干変わるが、今はこにちゃんグループと少し近いところに俺はいた。

聞こうとしたんじゃない、聞こえただけ。

こにちゃんが、告白された。

ブシュッ!

飲んでいた紙パックを思わず握り潰してしまった。

そういえば昨日、俺のせいでとか言ってたな....

いやいや、むしろ俺に被害でてるだろ。

こにちゃんが告白されるだなんて、俺にとってはbadすぎる話題だった。

しかし、俺がどうこう言える立場ではない。

大人しく聞いていると、

「断ってくる!」

そう言って駆け出すこにちゃんの背中。

凄まじい回復力を見せた彼女の脚は、この間の捻挫など記憶から消えているようだった。

「おい!大空!片付けろあほ!」

あ、そうだ、動揺してこぼしたんだった。

電球が雑巾を二枚持っている。

そのうち一枚を俺に投げつけて、電球も一緒に拭いてくれた。
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