ソラは今日も喧嘩中
大空....

あんただって辛かっただろうに、私のことを考えて謝ってくれるだなんて....

「ううん、もういいの。大空も辛かったよね、もういいよ、全部、私に言ってみて。」

私だけは、あなたを理解するよ、大空。

きらきらと大空の目を見つめる。

「は?」

は?って、なに?もう、隠さなくていいのに。

はあ、とため息をついた大空。

「全然わかってねぇな。」

わかってない、そうね、普通だったらわからないわ、こんなこと。

でも、私はわかってしまった。

「こにちゃん、俺、こにちゃんのこと好き。」

うん、そうだよね、よく言ってくれ....た?

「ええ!?」

「ほら、やっぱわかってなかった。」

また呆れた顔をした大空は、

「もうその反応で答えは貰ったようなもんだな。

まあ、一発OK貰おうだなんて思ってねぇし。

そういうことだから。」

そう言って教室を出ていった。

お昼休みの終を告げるチャイムが鳴っても、私はまだそこに立ち尽くしていた。
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