ソラは今日も喧嘩中
「―めっちゃ馬鹿っしょ?」

「えっ!?あ、うん!?ごめん!」

壮一との帰り道だ。

「なんか、最近の空、ぼーっとしてる。

なんか悩みでもあるの?

良かったら、話聞くけど。」

そう言って、控えめに心配してくれた。

「ん、ちょっとね。考え事?かな。

ごめんね、で、なんだっけ?」

本当は、大空のことが頭から離れない。

でも、そんなことを壮一に話していいのだろうか?


キスされて。


告白されて。


大空の事ばかり考えてしまうようになった。


ずっとずっと嫌いだったのに。


今だって、振り回されて、嫌なはずなのに。


どうしたらいい?


これじゃまるで―。
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