続・顔で選ぶんじゃねぇー‼︎
『そ、ソウ…っ!』
ファンは驚いて、頬を赤く染めながら固まっていた
「俺は、君たちファンのみんなにはスゴく感謝しています
君たちのおかげで、今の俺がいるようなものですから…
だけど、俺を想ってくれているなら…
俺の想っている人を困らせないでください
俺はいつものように優しく迎えてくれる
君たちがスゴく好きですから…
こういうことはやめて、また俺を迎えてくれませんか…?」
ソウは優しく、いつもの笑みでファン一人ひとりの顔を見ながら言った
ファンは最初悲しい顔をしたあと
ソウの言葉を聞いて考えを直したのか
私に謝ってきた
『ソウに好かれて悔しかった』
『妬んでしまった』など自分の考えていたことを話してくれた
私はそんなファンにソウみたいに優しく微笑んで、これからもよろしくお願いしますと言った
ファンは涙を流しながら帰って行った
「心配して来てくれたの?」
「まあな…
俺のファンだし、このままじゃダメだと思ったからな…」
総夜は照れ臭そうに頬を指で、かくと
帰って行ったファンを見て言った
「ホントは自分の本性出して
ファンを無くそうと思ったんだが…
ユリが本性は出すなって言ったのを思い出して止めたんだ」
私はソウの言葉を聞いて危ないとこだったと思った