学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~
「へへ~。羨ましいでしょ?」
胸を張りながら話す綾。
「そうだね、林とあおいちゃんは、クラスが離れちゃったから、大変だよね」
同情してうんうんと頷く蒼空くん。
「でも、蒼空と同じクラスで良かった!
もし離れたら、浮気してるかどうか心配でしょうがないよ」
「あ~、それわかる!」
あたし、今まさに心配でしょうがない。
「大丈夫だよ。俺、クラス離れてたとしても、綾以外好きにならないから」
蒼空くんの言葉に、綾の頬が真っ赤になって、耳までもを真っ赤に染めた。
「蒼空… 大好き~」
そう言って蒼空くんに抱き付く綾。
「あのさ…… まさかのノロケ?」
クラスが離れてるあたしの前で…