学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~


「あ、あおいちゃん、ごめんね」


「あおい、ごめんっ」


2人がパッと離れた。


「もぉ~、酷いよぉっ」


そんなあたし達の背後に、ドロドロという効果音がピッタリ似合う人物が立っていた。


「あのさ…
あたしには、あおいの倍以上にショック受けるんだけど~!」


「「「あ…」」」


あたし達3人が揃って口をポカンと開けて見ている人物。


その人物は、彼氏いない歴16年の、莉緒だった。


「莉緒…」


誰もが気まずそうにすると、莉緒は表情をパッと明るくさせた。


「へへっ。冗談だよ冗談!
何しらけてんのさー」


ケラケラ笑う莉緒につられて、気まずそうにしていたあたし達も笑ってしまった。


今、すごくリア充してます!

















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