学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~


あたしは、さっきの事を、3人に分かりやすく説明した。


「マジかよ……」


「それホント…?」


「あおい… 嘘でしょ?」


「ううん…… ほら…」


あたしは、ポケットからさっきの封筒を取り出し、健都に手渡した。


受け取った健都が封を開け、紙を広げて、それを結愛と花菜が覗き込むと、3人共目を見開いた。


「嘘…」


「あたし達、呪われちゃうの…?」


結愛と花菜が真っ青な顔をして、あたしに聞いて来る。


「わかんない、よ…っ」


「あおい」


健都が、震えるあたしを抱き締めてくれて、あたしはギュウッとしがみついた。


「怖いよ… 健都…っ」


「うん、うん……。
あおい、大丈夫だから…」

















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