学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~
授業時間が過ぎ、休み時間になった所で、あたしと健都は2年2組の教室へと戻って来た。
健都に花菜と結愛を呼んで貰っている間、あたしは自分のクラスに行き、綾と蒼空くん、莉緒を呼びに行った。
「あっ、あおい。
さっき、どうかしたの?」
「うん、ちょっと…。
あの、3人に話があるの……」
あたしは目を丸くする3人の腕を引き教室を出ると、もう健都は花菜と結愛と一緒に廊下で待っていた。
健都達の姿を見て、3人は更に目を丸くした。
なんというか、戸惑ってる。
「あおい。話って...何?」
おずおずと綾が聞いて来る。
あたしはポケットの中から封筒を取り出し、綾に手渡した。
「何? これ…」