学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~


あたしの代わりに、健都が簡単に分かりやすく説明をしてくれた。


3人共目を見開き、声も出ないらしい。


「もしかして……… 俺達が見てる、あの夢も…これと、何か関係があるのか?」


恐る恐ると蒼空くんが言った。


確かに、7人のこのメンバーと、あの夢を見たメンバーが、全く同じように一致している。


こうなる事は、運命なのだと…… 1週間以上もの間に、夢は悟っていた。


多分、そういう事だろう。


「でも、さ…… やっぱりいきなりは、怖いよ」


震えた小さな声で言う莉緒。


…確かに、気持ちはわかる。


莉緒の発言に、綾が口を挟んだ。


「でもさ、今夜、怖いって言って行かなかったら、全員呪い殺されちゃうかもしれないんだよ?」

















< 31 / 63 >

この作品をシェア

pagetop