学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~


綾の最もな発言に、蒼空くんも頷いた。


「…それは、俺もそう思う。
今夜行かなかったら、俺達、もう明日にはこの世にいないかもしれないんだぜ?

俺はそんなの御免だね」


…そう。


怖いけど、この文が本当なら、あたし達は呪い殺されてしまう。


最悪、ずっとこの学校をさ迷う事になるかもしれない。


「…あおい。授業1時間分だけ、時間くれないかな?」


「…わかった」


…そうだよね。


いきなりこんな事言われて、すぐに、うんなんて言えないよね。


そんな訳で、1時間授業が終わったら、またここに集まろうという事で、一旦解散となった。


でも、あたしはソワソワして、もはや授業どころではなかった。

















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