学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~


そして長く感じた授業がやっと終わり、再び皆で廊下に集まる。


沈黙を破ったのは、綾だった。


「3人でよく話し合ったんだけど。
あたし達、あおいに協力するよ」


「え…?」


「俺も…… なるべく、あおいちゃんの力になろうと思ってさ。
それに、選ばれちゃったもんは、もうしょうがねーだろっ」


「蒼空くん…」


「あたしも…… 勿論、まだ怖いけど…
すぐ、全員死んじゃうよりは、マシかなって……」


「莉緒も……。
皆、ありがとう…!」


皆が、すぐに行くって言ってくれるなんて…。


今夜っていう、いきなりの事なのに…。


「まぁさ、7人もいるんだし、夜の学校なんて怖くないよっ」


花菜が明るく言う。

















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