学校の七不思議~逃ゲラレナイ恐怖~
そう吐き捨てたテルは、今まで見た事もない位冷めた表情をしていた。
「だ、だったら、そういう悪い所は全部直すからっ!
あたしの事嫌いでもなんでもいいよ。
だから、別れないで…」
とにかく、必死だった。
テルと何がなんでも別れたくなかった。
それなのに、テルはあたしの言葉に一瞬驚くと、汚い物でも見るかのような目であたしを睨み付け、大きな溜め息を付いた。
「そういうとこが嫌なんだよ。
いい加減にしろ。
なんでもするから、俺と別れてくれ」
そんな…。
「それに、俺好きなヤツがいんだよ。
だから、お前はジャマなの」
「えっ……!だ、誰なの?」
そんなの、聞いてない。