♡放課後みすてりあすいーつ!♡

「タイムがいないからって相談部の活動を疎かには出来ないから。タイムがいつ戻っても大丈夫のように、あたし達だけでどうにかしよ」

綺鳴と珀成にそう言って、あたし達はいつものようにお菓子とテーブルのセットをした。

初めて、時音のいない相談部の活動が始まった。









「小生の名は、玉木 絢太(たまき あやた)。理系学部二年六組所属であります!趣味はサバゲとプラモ制作!」

姿勢良く席に着くと、玉木くんはチャキっと敬礼しながらニコニコと話し出した。

サバゲとプラモ……道理でケ●ロ軍曹みたいな口調な訳ね。

「で、依頼内容は?」

ありますありますとうるさい口調にイラついてきたのか、珀成は頬杖をついて言った。

「はい!一言で言うと、人探しをお願いしたいのであります。相談部の評判は、理系学部である小生の耳にも届きましたので!」

「人探しねぇ。この学園の人間?名前は?性別は?」

時音がいなくてイラついてる珀成は、なんだか怖い警察の人が職質してるみたい。

けど、玉木くんは気づいてないようで無邪気に話を続ける。

「それが……全て分からないのであります」

「はぁ?!意味分かんねーよ!こちとら完全無償のボランティアじゃねーんだぞ!ふざけんじゃn……ヴォへっ」
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