♡放課後みすてりあすいーつ!♡
解説が終わると、絢太の頭からぼふんと湯気が登った。
「く、国吉殿が、小生の……」
ぼぼぼっと耳まで赤くなった絢太を茶化すように、珀成はカラカラと笑った。
「この先どうする気だ?今まで捜査してくれてた奴が標的だったって、つまんねえオチだけど」
「せ、せき、責任はとるとは言いましたが、あの、いざとなると緊張というか、えっと、ど、どう……」
一ミリも予測していなかった結末らしく、いつもの軍隊風の口調が消えている。
フンと鼻を鳴らすと、珀成は人差し指を立てた。
「じゃあさ、こういうのはどうだ?」
綺鳴と絢太は珀成の方に顔を寄せた。
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